
運動遊び
“遊び”が“挑戦”に変わる
瞬間がやってくる
砦保育園では、多様な方法で「運動遊び」を取り入れています。
子どもたちは遊びの中で、「走る・登る・転がる・ぶら下がる・飛ぶ・渡る」という、乳幼児期に大切な6つの基本的な動きを満たしていきます。いつの日か、それが 遊びから挑戦へ と変わる瞬間が訪れます。保育者はその成長の過程を丁寧に見守り、子どもたちに寄り添います。
※当園の運動遊びは、安田祐治氏が提唱する「安田メソッド」を土台としています。
年齢ごとの育ちに合わせた運動遊びのねらい


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0・1 歳児
「感じる・つながる」経験を通して、心と体の土台を育む
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2 歳児
「体を動かすって楽しい!」と感じる
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3 歳児
「一緒にやってみたい!」という気持ちが育つ
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4 歳児
憧れを力に変えて、工夫し乗り越える
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5 歳児
仲間とともに挑戦し合う「燃える集団」に
具体的活動例や関わり、育まれる力は、お問い合わせまたは、園見学にて
運動遊びで育つ6つのチカラ
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01
共感力
一緒にやってみたい
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02
模倣力
まねして動く
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03
観察力
よく見て気づく
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04
発見力
どうしたら
うまくいくか考える -
05
判断力
自分で選び動く
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06
対応力
状況に応じて
動きを変える
一人ひとりの「その子らしさ」を大切に
運動遊びは、「できるようになること」が目的ではありません。運動が得意な子も、ちょっぴり苦手な子も、それぞれのペースで楽しみながら、運動遊びを通して、体の使い方だけでなく、人との関わり方や、自分の感情との付き合い方も学んでいきます。


リズム運動
「こころ」と「からだ」が
動き出す、リズムの時間
砦保育園では、子どもたちの発達を支える多様な活動を取り入れています。
その中でも、リズム運動は、体を動かす楽しさだけでなく、子どもたちの心と体の発達を支えます。





感覚を育み、身体を調整する(感覚統合の視点から)
リズム運動では、跳ぶ・転がる・這う・回るなど、全身を使った多様な動きをします。これらの動きは、子どもたちが視覚(見る)、聴覚(聞く)、触覚(感じる)、平衡感覚(バランス)など、複数の感覚を統合しながら動く=感覚統合を育てます。この力が高まることで、姿勢の安定や動作の調整がうまくできるようになります。

仲間と一緒に動くことで育つ(協働性・社会性)
音楽に合わせて、みんなで体を動かすことは、「同じリズムを感じる」「呼吸を合わせる」といった体験につながります。この中で、子どもたちは自然と「相手を意識する力」や「協調性」を身につけていきます。上手・下手ではなく、「みんなと一緒に楽しめた」という経験が、他者と関わる喜びや自信へとつながります。

一人ひとりの発達を大切に(インクルーシブな保育)
私たちは、子ども一人ひとりの発達のリズムを大切にしています。リズム運動の場でも、「できないことを無理に教える」のではなく、子どもがやってみたいという気持ちを大切にし、自分で動きを見つける姿を見守ることを大切にしています。その中で自然と身体の使い方を学び、挑戦する力や自信につながっていきます。


食育活動
食の体験が未来を育てる
畑での活動やクッキングなど食をつくる活動を通して、食に関する知識を深めます。
食べ物や地球のつながり(循環)を理解することで、豊かな感性を育むとともに、社会事象への関心を広げます。
「育てる」「調理する」「食べる」体験は、自然にSTEM(科学・技術・工学・数学)の視点に触れられる貴重な学びの場です。

五感に触れて楽しむ食育
食べ物の色や形の違いを観察したり、香りを感じたり、調理の音を聞いたり、野菜の感触を確かめたり。子どもたちは五感を使って食の楽しさを発見します。育てた野菜を収穫したり、それらを使ってクッキングをしたりする中で、食べ物への感謝の気持ちや好奇心を育みます。

「菌ちゃんありがとう」土に触れて学ぶ、命の循環
畑の土に触れて野菜を育てる体験は、命が巡る様子を肌で感じる貴重な学びです。土の中にいる微生物(菌)が野菜を育てる手伝いをしてくれることを知ると、子どもたちは「菌ちゃん、ありがとう!」と声をかけます。食べ物を育てる喜びとともに、自然の不思議や大切さを学びます。

おいしい笑顔の秘密
自分たちで育てた野菜を調理し、みんなで「いただきます!」をすると、美味しさは格別です。苦手だった野菜も、「自分でつくったものだから」と挑戦する子もいます。テーブルを囲んで一緒に食べる時間は、ただお腹を満たすだけでなく、喜びや感動を分かち合う大切な時間です。


ゾーン遊び
夢中になれる遊び
自然に生まれる学び
子どもたちの興味や関心に合わせて自由に選べる遊びの空間「ゾーン」を設けています。
遊びの中から学びが生まれ、知的な探求へとつながる大切な時間です 。

自分の好きを見つける
砦保育園では、おもちゃや道具を自由に選べる「ゾーン」を設けています。ブロックゾーン、絵本ゾーン、おままごとゾーンなど、自分の興味や関心に合わせて好きな遊びを思う存分楽しめます。この時間を通して、「自分が本当に好きなこと」や「夢中になれること」を発見していきます。

遊びの中には学びがいっぱい
一見、ただの遊びに見えても、そこにはたくさんの学びが隠されています。ブロックを組み立てながら「どうしたら崩れないかな?」と考えたり、おままごとを通して「お店屋さんごっこ、一緒にやろう!」と友達に声をかけたり。子どもたちは遊びの中から、自然と探求心やコミュニケーション能力を育んでいきます。

楽しいからこそ夢中になれる
「遊び」は子どもたちにとって、最高の学びの場です。楽しいからこそ、もっと知りたい、もっとやってみたいという気持ちが湧いてきます。ゾーン遊びは、子どもたちが自ら考えて行動する力を育むだけでなく、失敗を恐れずに挑戦する心を育てます。


お散歩
歩けば出会える
自然と人のぬくもり
砦の台地にはたくさんのお散歩コースがあり、子どもたちを優しく包み込みます。
植物や昆虫、地域の人々や動物とのふれあいを通して、自然や社会とのつながりを肌で感じることができます 。

歩いて見つける発見と成長
保育園の周りには、お散歩にぴったりの場所がたくさんあります。道端に咲く小さな花、土の中から顔を出したダンゴムシ、空を飛ぶ鳥の鳴き声…。一つひとつに好奇心を持つことで、子どもたちの「なぜ?」「どうして?」が芽生え、五感が豊かに育っていきます。

のぼって!走って!見つけに行こう!
「砦の台地」には、少し高くなっている場所や、広い広場、自然の中を歩ける道があります。子どもたちは坂道を一生懸命のぼったり、広い場所で思い切り走り回ったりして、遊びながら体を鍛えます。時には地域の人たちと「こんにちは!」と挨拶を交わすことで、社会とのつながりも感じていきます。


STEM
遊びながら
科学の扉を開こう
様々な遊びを通して、科学・技術・工学・数学(STEM)の学びに自然に触れます。
子どもたちの「なぜ?」という気持ちを大切にしながら、考える力や工夫する力を育てます。

おもしろーい!!
水が氷になるのはなぜ?葉っぱが緑色なのはどうして?子どもたちが日常のふとした瞬間に感じる「不思議」を大切にしています。実験や観察を通して、子どもたちは「なるほど!」「おもしろい!」と感じ、科学や数学の面白さを遊びながら体験していきます。

なぜ?どうして?ふ・し・ぎー!
遊びの中で、「どうやったら高く積めるかな?」「この水はどこへいくんだろう?」など、様々な疑問が生まれます。答えをすぐに教えるのではなく、子どもたち自身が試行錯誤したり、考えたりする時間を大切にしています。そうした経験が、論理的に考える力や、粘り強く取り組む力を育みます。
